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Category Archives : 採用・人事

「社員さんは通勤じゃなくて、与那国島で在宅勤務なんだ」

2012-08-22 (水)

こんにちは。プロスペクト 代表の今川です。

「スタッフさんは通勤じゃなくて、与那国島で在宅勤務なんだ」

最近、この話をすると、多くの方に驚かれます。

フルタイムのスタッフさん(伊藤)は与那国島、
週2日のパートタイムのスタッフさん(今野・彼女は一時通勤してもらっていましたが)も東京ですが、在宅です。

自分にとって、ごく普通の決断でも、他人から見ると
「在宅ってすごい決断だね」と非常に驚かれることが多いので、
せっかくならば、この経験をシェアできればと漠然と思っていました。

そんな中、昨年の震災を機会にテレワークが注目され、
社内でも「うちの会社の在宅勤務の経験などをシェアしたらよいのではないか」となり、
今後、テレワーク推奨企業!として、在宅勤務についてブログに定期的(月1回)にまとめていくことに。

与那国島で在宅勤務をしている社員の伊藤や東京で在宅の今野自らも、
在宅勤務をスムーズに行うポイントや在宅で集中して仕事をするコツなど、配信予定です!

【与那国島はどこにある?】

在宅勤務についてお話をする前に、与那国島について少しだけご説明。
みなさん「社員さんが与那国島で在宅」と話すと「すごいですね!!!」と驚く方がほとんどですが、
直感的に「遠い!」「沖縄の離島」ということはわかっても、正確な場所はご存じように思います。

私も彼女に出逢うまで「沖縄の離島」「とても遠いことは間違いない」という印象でした。

・与那国島の場所:
google mapで見ての通り、日本最西端なので、
私が勤務する渋谷から、日本国内で一番遠い場所です!那覇よりも、ずいぶん遠いんです。
しかも、地図を拡大すると、与那国島は台北よりも南!

そして晴れた日には海の向こうに台湾が見える!と、渋谷に住む私からは想像を絶するロケーション。

下記は与那国島の写真です。彼女の自宅の近くだそうです。

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さて、私からは「在宅勤務」についてお話ししたときに
よくある質問と回答です。在宅勤務をご検討されている方の何かしら参考になれば幸いです。

【Q:なぜ通勤可能な社員を雇わなかったの?】

A:弊社のような小さな小さな会社に、「どうすれば優秀な方に入社してもらうか」と考えたときに、
自然と出てきたのが、勤務地に限定されずに広く人材を募集できる「在宅」という形式での雇用でした。

もちろん、通勤し、オフィスに来てもらうことのメリットも多々あると思います。

が、これだけ小さな会社で、且つ通勤もできるとなると非常に限られた条件であり、
その中で探すよりも「働きたくても外で働けない優秀な方」を対象に
人材を募集したほうがよいだろうと思い、全国区で人材募集を行いました。

優秀な人材を募集するために、泣く泣く在宅社員を募集したのかというわけではありません。
それまで、弊社運営媒体のディレクションを外部の方にお任せしたり、
私にとって、在宅勤務は特別なものではなく、ごくごく身近なスタイルでしたので、
在宅そのものへの不安はあまりありませんでした。

また、それらの経験の中で「どこで仕事をする」よりも、
「その仕事を全うしようと思う気持ち」がなによりも重要であり、
何事にも代えがたいことを実感できていたというのも非常に大きかったと思います。

ただ、当初想像していたのは「大阪」「名古屋」「九州」ぐらいだったので、
与那国島まで遠いとは、想像すらしていませんでしたが(笑)。

もちろん、心情的に「もう少し頻繁に直接会える距離であればいいな・・・」と思うことはありますが、
彼女の細やかな気遣いのおかげでまったく不自由なく私も仕事ができています。

*頻繁に会えればいいというのは仕事の面で不便だからではなく、
社員さんに直接会って顔を見たいといった純粋な気持ちです。

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【Q:社員を通勤ではなく、在宅勤務なんてよく決断したね!不安じゃなかった?】

A:まったく不安ではなかったと言えば嘘になりますが、それは「在宅だから」というよりも、
「はじめて社員を雇用する」ということへの責任などからのものが大きかったように思います。

上記の回答に記載したとおり、大事なのはその人が、
「仕事を全うする」という気持ちがあるかどうかだとわかっていたからです。

「どこで仕事をするか」は重要ではないと実感できたのは、
それまでお仕事をご一緒させていただいていた外部スタッフさんのおかげもあるので、
私にそのように自然と決断させてくれた外部スタッフさんの存在に本当に感謝しています。

勤務スタートからもうすぐ4ヶ月ですが、
今も全く正しい判断だったと自信を持っています。

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【Q:データのやり取りはどうしているの?】
A:データのやり取りは
・ドロップボックス https://www.dropbox.com/
・業務報告ツール:チャットワーク http://www.chatwork.com/ja/
・朝礼:スカイプ 毎朝9時に月曜日は今週1週間、当日の業務報告を実施。
 http://www.skype.com/intl/ja/home
・日報の記録:Googleドキュメント https://docs.google.com/?hl=ja

これらは、また後日伊藤よりご説明します。

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【Q:それだけ離れているけど、面接とかどうしたんですか?】

A:これはいつも驚かれるのですが、面接は電話面接のみ(3時間×2回)+模擬プロジェクトでの構成案作成で、”採用するまで会ったことはありませんでした”。

採用後、彼女からの申し出で東京の事務所でOJTをすることになり、
OJT初日、その時が初対面でした。

会わずに採用したことに確かに多少の不安はありましたが、
それもどちらかというと、オーバースペックでのミスマッチなどの不安が大きかったように思います。

逆に、彼女を採用しなければ、いったい誰を採用するのかといった人材だったので、
初回の採用活動で、そのような出会いに恵まれた私は本当に運が良かったと思います。

*ただ、普通に考えて、採用面談は直接会ってするべきだとは思います。
私の場合は、2次面接で与那国島へ行くことも考えましたが、
「わざわざ東京から面談に来た」ことが重荷になって、
彼女が最終的に入社の決断を冷静にできなくなることを懸念して、あえて行きませんでした。

また、彼女とやり取りをして「会わないと不安・・・」と思わなかったのも
面接をしなかった理由でもあります。

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【ちなみに・・・ パートスタッフさんの採用はどのように行ったのか?】

パートのスタッフさんの今野とは、実は彼女がSOHOで在宅で仕事をしていた頃が出会いです。
何回かお仕事をご一緒させていただき、とても優秀な外注さんだったので、
継続的にお仕事をお願いしていました。

そんな時に、事務所を借り、通勤でお仕事を手伝ってくださる方を募集する際に、
思い切って声をかけて、引き抜かせてもらいました。

彼女も伊藤同様、
「こんな優秀すぎる人、本当にうちの会社に来てもらっていいのかな?
 いや、でも来てほしい!!!」
そんな気持ちで声をかけたのを昨日のことのように覚えています。

彼女は、5月の業務内容の変更をきっかけに
在宅での業務となって、引き続きお願いしています。

なので、初めてのスタッフさんの雇用に関しても、
不安もなく、優秀なスタッフさんとお仕事ができ、
スタートできたというのは改めて本当に恵まれているなと実感しています。

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以上が、スタッフとの馴れ初め(笑)も含めた弊社の在宅勤務の導入のきっかけです。

今回は前書きのような位置づけなので、
今後はスタッフも含めて、在宅勤務でのノウハウ・お役立ち情報も掲載していく予定です。

最後に・・・

今、世界の人口は70億人。
生きていく中で、1秒ずつ1人と会うことができても、
死ぬまでに世界中の人とは巡りあうことができません。

そんな中、同じ職場で働く確立というのはとてつもない低い数字です。

これだけ低い確率の中で、離れた距離を全く感じさせない仕事ぶり、
優秀なスタッフさんや外注さんと出逢えたことに心から感謝します。

そして、より多くの人が、場所・環境・趣味嗜好・性別にとらわれず、
その人が輝く仕事に出会えますように。

プロフィール

  • プロスペクト代表
  • 1975年 イギリス生まれ
  • 神奈川育ち/B型
  • 座右の銘:人間万事塞翁が馬
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